エスコンフィールド北海道が公認野球規則にみたない⁉95%以上も出来てるのに
- 2022.11.14
- 建設!北海道ボールパークFビレッジ_エスコンフィールド
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いよいよ来年の3月に開場が迫ってきた北海道民期待の世界からも注目を集めている我がファイターズ(日ハム)の新球場エスコンフィールド北海道に関して突如衝撃的なニュースが11月の初旬に飛び込んできました。球場を含むマンションや宿泊施設に商業施設全体を北海道ボールパークといったりFビレッジと言って球場本体は、エスコンフィールド北海道と言うようです。その工事はもう95%以上も完成しています。このブログでも「建設!北海道ボールパークFビレッジ_エスコンフィールド」とカテゴリー分けして整地の段階の頃から追っかけてきたのでとても気になります。
騒動の始まり
11月7日に行われた日本野球機構(NPB)と12球団による実行委員会で新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていないと指摘を受けたことに始まりました。95%以上完成って、勿論観客席はできてるしこの球場の売りの一つの天然芝だって貼ったばかりです。
公認野球規則に定める規定を満たしてない
公認野球規則では、野球規則2・01において「本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレーの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」となっていて新球場は15mしかないんです。
公認野球規則ってなに?
そもそも公認野球規則ってなにって話ですが、、、
公認野球規則(こうにんやきゅうきそく)とは、もともとアメリカにおけるプロ野球ルールである 「Official Baseball Rules」 を翻訳したもので、これに日本独自の注釈や軟式野球に関する付記を行ったもの。日本における野球の公式ルールを定めた文書であり、その文書を編纂した書籍のことをいう。現在日本で行われている野球の公式戦はすべてこの規則に則って行われる。
てなことなんです。
建築・設計会社
ではそもそも設計したのは誰?どこの会社?と思いますよね〜
調べて見るとネットでこんな記事が引っかかてきます。
「北海道ボールパーク(仮称)建設工事」を受注
内容は、
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、HKS, Inc.(本社:米国テキサス州、社長:Dan Noble)と共同で、株式会社北海道ボールパーク(本社:北海道札幌市、社長:福田要)から「北海道ボールパーク(仮称)建設工事」を設計施工一括で受注しました。
から始まり途中に
株式会社北海道日本ハムファイターズがめざす、「スポーツと生活が近くにある、心と体の健康をはぐくむコミュニティ」実現の核となる工事です。
とあります。
それが3.288mですが、ちょっと近すぎちゃったんですね〜(;_;)
設計に関しての素人の素朴な疑問と想像
そこで素人が不思議に思うのがHKS, Incって初めて聞いたけど大林組って(誰でも知っている建物では東京スカイツリーとか作ったりレゴランドジャパンを設計したりしている)超一流大手ゼネコンなのに今になるまで気づかなかったの??という点です。ここからは想像ですが、北海道日ハムファイターズから(今回の施主は株式会社北海道ボールパーク)、「まだ日本に無い客席とフィールドが近い臨場感のあふれる球場にしてくれと」リクエスがあってアメリが本社の大リーグのボールパークも数々手がけてきたHKS, Inc.って会社と一緒にやることのなったものと思われます。それで、アメリカの60フィートの規定の、あくまで「recommended(望ましい)」にそってアメリカのMLBの球場には幾つもある60フィート以下の設計になったんでないでしょうかね〜、おそらく、、
サラリーマンとして「北海道日本ハムファイターズとか大林組さんの関係者って大変だったろうーなー、犠牲者とかでないといいけどな〜」って勝手な心配をしたりします。
HKS, Incの実績例
そこで改めてHKS, Incの実績例を調べてみるとやっぱりエスコンフィールド北海道となんとなく似てるんです。
グローブライフ・フィールド(テキサス・レンジャーズ本拠地)
米国テキサス州アーリントン「Globe Life Field」
アメリカンファミリー・フィールド (ミルウォーキー・ブルワーズ本拠地)
ウィスコンシン州ミルウォーキー「American Family Field 」
エスコンフィールド北海道(北海道日本ハムファイターズ本拠地)
北海道北広島市「ES CON FIELD HOKKAIDO」
日本のボーム型球場
ではすでに日本にある6個のドーム型球場はどこが設計・施工したのでしょう??
まとめてみました。
ドーム名 | 東京ドーム | 福岡ドーム PayPayドーム |
大阪ドーム 京セラドーム |
ナゴヤドーム | 札幌ドーム | 西武ドーム |
開場年月 | 1988年3月 | 1993年3月 | 1997年3月 | 1997年3月 | 2001年5月 | 1999年に 屋根がかかる |
設計 施工(主な) |
日建設計 竹中工務店 |
竹中工務店 前田建設工業 |
大林組 竹中工務店 他10社以上 |
竹中工務店 | 原 広司 竹中工務店 |
鹿島建設 |
こうして見ると竹中工務店の名前が多いですね〜o(^-^)o
NPBの発表
11月14日午後にNPB日本野球機構と12球団の臨時会議が開かれ、新球場の改修案が発表されました。
NPBによりますと、2023年3月からは現状の新球場でプレーを行い、2023年と2024年のシーズン終了後にファウルゾーンを改修することをファイターズ側が提案し了承されました。
まとめ
ひつまずは来年の3月の開幕は待望の新球場で迎える事が出来るみたいです。でも、折角の世界に類をみない新しいボールパークを北海道に作る!壮大な計画にちょっとケチを付けられた感じは、北海道人として否めません。それに、出来たばかりの新しい建物を一部分にしろ壊して改修するっていうのもあまり気持ちのいいものでは無いと思うのは私だけでしょうか?
いずれにせよ、今回の騒動は事前に解らなかったのか?誰が15mでもいいと判断したのか?などと外野として、いや!一ファイターズファンとして考えてしまします。
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